|
関西文化学術研究都市に位置する「福寿園CHA遊学パーク」では、研究の一環として、1年を通して収穫できる「通年摘採」に取り組んでいます。
この研究成果の披露として、2018年1月5日に日本一早い新茶の初摘みを行いました。 今年は、覆いで日光を遮り、旨味の濃いかぶせ茶で育てました。 2018年最初に摘んだお茶の葉を、茶の開祖 栄西禅師の像に供え、今年もよい茶がとれるよう祈念した後、スタッフ総出で新芽を摘みとりました。
午後から福寿園宇治茶工房(京都府宇治市)へと移動し、摘みとったばかりの茶葉を伝統の手もみ製法で宇治茶に仕上げます。茶師が丁寧に茶葉を揉んで仕上げた宇治茶は、冬期のやわらかな日照と、高く保たれた湿度のおかげで、とてもまろやかな味に仕上がりました。 その後、ご来賓の皆様をお招きして、茶室「華松庵」にて手もみ茶の初茶会を開催、出来あがった初手もみ宇治茶を味わっていただきました。 特別ゲストとして、女優・タレントの安田美沙子様にもご参加いただき、「縁起物の新茶をいただき、よい気分で新年のスタートがきれました。」とお言葉をいただきました。
●温室での初摘みについて・・・京都品種の「ごこう」を「礫耕(れきこう)栽培」という、土のかわりに軽石を敷き詰め、液体肥料で育てる方法で栽培しています。100uの実験温室は、温度・湿度・光を年間を通じて自動調節しています。この茶の木を11月頃から夜間にも蛍光灯を点灯してお茶の木を「深い休眠状態」にさせないことで、通常より4ヵ月芽吹きを早め、その新芽を新年早々に手摘みをして収穫します。
|
|
|
|
|