お茶の時間 Tea Time of the Month
お茶の時間
Tea Time of the Month
熱く盛り上がる祇園祭には、
涼やかなお茶を
7月に入ると四条通のアーケードに響き渡る祇園囃子の「コンチキチン」。
本格的な夏の訪れを告げる甲高い鉦の音です。京都の祇園祭は、ユネスコ無形文化遺産にも登録されている山鉾巡行で知られていますが、宵山の時期になると山鉾町の会所では山鉾の御神体人形や懸装品が飾られたり、町内の旧家や老舗では表の格子を外して秘蔵の屏風や美術品・調度品などを飾る「屏風祭り」が行われたりと、受け継がれてきた京都文化を垣間見ることができます。
ところで、祇園祭はお茶やお菓子とも深い関係があることをご存じですか。
7月14日の「中之町御供」の儀式では、冷水で点てた薄茶が長刀鉾の稚児など関係者に振舞われます(非公開)。
また山鉾巡行では、戸外でお茶が点てられるように、釜や茶碗などの茶道具一式を収めた可動式の「荷茶屋」が芦刈山、太子山、菊水鉾で見られます。実際に呈茶を行う山鉾もあります。「荷茶屋」を探しながら山鉾巡行を観覧するのも楽しいかもしれませんね。
![山鉾巡行](/img/usr/yomimono/fukujuso2407-1/yamahoko.jpg)
![祇園祭 後祭 山鉾巡行とお茶講座](/img/usr/yomimono/fukujuso2407-1/tea_time.jpg)
一方、菊水鉾の会所では、例年7月13日から16日までお茶席が設けられ、抹茶とともに夏の銘菓「したたり」をいただけます。祇園祭前祭巡行の前日となる16日の「宵山」には、「行者餅」を限定販売する和菓子店もあります。
お菓子を購入し、福寿園の冷たいお茶といっしょに召し上がっていただくことで京都の夏の思い出もひときわあざやかに刻まれることでしょう。
山鉾が巡行する四条通に面した弊社京都館(京都本店)も7月の1か月間、祇園祭一色に染まります。祇園祭にちなんだ福寿園所蔵の美術品の展示の他、この時期だけのオリジナル商品や体験プラン、涼やかなお茶の飲食メニューなど様々にご用意し、皆様のお越しをお待ちしております。
詳しくは、下記「京都本店 祇園祭特設サイト」をご覧ください。
広報誌「FUKUJUSO 2024年7月号」より ※記載されている内容は掲載当時のものです。
広報誌「FUKUJUSO 2024年7月号」より
※記載されている内容は掲載当時のものです。